スタッフのつぶやき

人生の大事なことは映画が教えてくれた vol.2

みなさんお久しぶり!
三度の飯より映画が好きなヨドガー・ナグァ・ハールです。
今日は、あのヒトラーが現代に蘇ってコメディアンとして大スターになる・・・というドイツの同名ベストセラー小説の映画化「帰ってきたヒトラー」をご紹介しましょう。
 
これ、基本はコメディなんですが笑った後にはいろいろ考えさせられます。辛気臭いのは嫌だけど、最近のCG満載・大爆発オンパレード映画に辟易している人には一服の清涼剤になるかも。
 
↓↓ 以下、ネタバレ注意! ↓↓
 
この映画に登場するヒトラーはタイムスリップして現代に登場するので、中身はもちろん本人その人。
ところが周囲の人々はモノマネ芸人としか思わない(当然!)。
そこで生じるギャップで、まずは笑いをとる。
笑いをとりつつ次第に大スターになっていく。その過程がちょっと怖い。
 
「今の政治をどう思う?」と若者に問うところから始まり、ヒトラーはブレない自論を自信満々にまくし立てる。
マスコミの低俗さをこれでもかと糾弾しつつ、自らはあっという間にYoutubeやFacebookを使ってプロパガンダの嵐!
これが国民にバカウケ。
 
20世紀のヒトラーが「世界中に散らばる金の亡者を絶滅すれば貧困問題が解決する!!!」と主張して、ゲットーへの隔離政策を推し進めたのがナチスのホロコースト。
21世紀にタイムスリップしたヒトラーも、ブレることなく同じ主張を繰り返す。
ただし、スケープゴートの対象はユダヤ人ではない。世界の資産の99%を保有するといわれる1%の富裕層。
 
超格差社会の今、カリスマ性をもって「富裕層から金を取れ!」と過激に主張する政治家がいたら、大いなる共感をもって迎えられるのでは?
 
忘れちゃいけないのは、ヒトラーは軍事クーデターで頭角を現した人ではないということ。
民主的な選挙システムの中から政界に出てきた人なのだ。
ヒトラーとナチスの物語は、決して昔話として片づけられない・・・そう感じた時、コメディがホラーになっていることに気づく。
1粒で2度おいしい、そんな映画なんですね。面白いです。
 
そして、映画を面白いと思われたら原作本も読んでみてください。
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こちらは一人称で書かれているのが「我が闘争」のようでもあり、映画とは違う味わいがありますよ!
 
それでは次回をご期待ください、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
 
 
ヨドガー・ナグァ・ハール

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