最近全然映画を見ていなかったのですが、この2つ、何とか見たいと思って頑張りました。
イーサン・ホーク監督作品「シーモアさんと、大人のための人生入門」
イーサン・ホークが、舞台恐怖症で悩み自分がなぜ俳優をしているのかわからなくなった時に、
初対面で悩みを打ち明けて救われたと感じたという、
ピアノ教師シーモア・バーンスタインのドキュメンタリー。
含蓄の深い言葉で溢れていたのですが、そのうちから、
音楽に携わっていない人にも響くのではないかと思った言葉
「15歳ぐらいの頃、あることに気がついた。
練習がうまくいった日は、人生のすべてが調和して感じられた。
だが練習がうまくいかない日は、両親や周囲の人たちとぶつかってばかり。
そこでこう結論した。人格を作る源はその人が持つ才能の中にある。何の才能であろうとも」
「マリア・カラス伝説のオペラ座ライブ」
1958年、オペラ史上最高のディーヴァとして絶頂期にあったマリア・カラスが、
パリ・オペラ座にガラ・コンサートでデビューした際の、テレビ中継用ライブ映像。
演奏記録として貴重なのは当然ながら、
フランス大統領をはじめ綺羅星のようなセレブリティがこぞって列席している様子や
(アナウンサーが、チャップリンとかブリジット・バルドーとかずらずらと言っている)
開演前の大がかりな警備の様子なども映り、
文化を「国威発揚」のひとつとしてきた国フランスが、このコンサートを国をあげてのものにした様子も
うかがえました。
あかあおみどり