ドヴォルザークの名曲でもディープ大阪を代表する地名でもありません。先週発表された第156回芥川賞のタイトルでございます😁

受賞者の山下澄人氏と著作については、このブログが始まったばかりの８月13日にご紹介したのを覚えておられる方はあるかしら？
実は私、山下さんとは一緒に仕事をしたことがあり人物像がわかるだけに、今回の受賞は我がことのようにうれしいのです😂

芥川賞の選評では吉田修一氏から“青春小説の王道”というコメントがあり、登場人物のモデルが脚本家の倉本聰氏という報道もあって、読む前からいろいろとイメージを膨らませている方があるかもしれません。
でも、まずは「しんせかい」を買って読んでみてください！そして出来れば「しんせかい」前後に書かれた「鳥の会議」と「壁抜けの谷」も合わせて買って読んでみてください！
最初は難解な印象を受けるかもしれませんが、無意識に刷り込まれるような独特の文体が次第に癖になって、３冊の微妙な変遷が実感できる頃には作家 山下澄人の面白さと新しさと凄みにすっかりはまってしまうこと請け合い…とまでは言いませんが、画期的な作家であることは間違いないので、とにかく一読をおすすめします😁

山下さんは灘区出身。こうなったら、いつか山下さんと一緒に灘で面白い企画が実現出来ればと思います。
応援よろしくお願いします❤

みどりの魚