寒風吹きあれる日曜日、USJに家族を送った後、
久しぶりに展覧会にいきました。
クラーナハ展。
東京でもやりましたが、巡回展なので大阪にくるのを待っていました。
結構混むかな?と思い、開場15分前につき、10人くらいの列に並びます。
(思ったより並んでなくて(´▽`) ホッ)
入館と同時に、さっさと展示会場の奥へ奥へと筆者は進みます。
(お目当ての絵は大抵、入口付近にはありません。)
誰もいない状態で、中世の作品の前にたつ贅沢!
久しぶりです。
早起きもいいものです。
16世紀の作品なので、キャンバスというより板に描かれているものが多く、
ちょっと絵具の質感も違ってみえます。
この静けさの中で、クラーナハの妖しい画風や題材、天鵞絨の衣装や色味などをみて浸っていると、
だんだん気が遠くなるくらいです。
(中世の時間にタイムトリップ?単に早起きしすぎただけ?)
図録もゆっくり読めて、座りながらも一人で眺められて、豊かな気持ちになりました。
他の人々のざわめきが近づいてきたので、今度は逆走してもう一度初めから、眺めます。
美術館ではお喋り厳禁、とは思いません。感想等話しながら見るのも楽しいです。
(世間話はご遠慮願いたいですが・・。なぜここでご近所の噂話を?という方や
蘊蓄を語り始める方とか・・いますよね?いませんか?)
が、展示内容によっては静けさが作品のスパイスにもなるのかもと感じたひとときでした。
瀬戸内レモン