江戸時代には「一生に一度は参拝したい」とみんなが願ったお伊勢参りに60年ぶりに行って来ました。
大学時代の同じクラブの同期会(参加者7名)でした。
幹事が ”内宮だけお参りするのでは片手落ち” と言うので、しきたりに従って一日目は外宮と猿田彦神社、それと伊勢神宮の鬼門に建立されて神宮をお守りしているといわれている金剛しょう寺(伊勢市街から少し離れた山の上)、そして二日目に内宮を参拝し祈祷をしてもらいました。
両日ともに大雨でしたが案内人が「雨の日は特にお清めの力が強い!」の一言で冷たい雨が降りしきる中にもかかわらず歩いて歩いてお参りして来ました。
案内人が言う雨の日の常套句だと内心思いつつも悪い気はしない。確かに言葉には人を動かす力があります。物は言いようということですね。
ちなみに60年前は小学校の修学旅行でした。
鷹取駅(旧国鉄時代、機関車の工場を持つ拠点駅)から初めて乗る蒸気機関車での遠出にワクワク胸躍らせたことを憶えています。
トンネルが近づくと先生が「煙が入るから窓を閉めろ!」と号令がかかる。そのうち生徒も慣れてきてトンネルや!と窓を開け閉めしたものです。
窓を閉めたらすぐにトンネルをぬけたり、短いトンネルと高をくくっていたら長くてススだらけになったりと汽車の旅は結構忙しかったように思います。
神戸~大阪~京都~亀山を経由して伊勢まで6時間くらいかかったと記憶しています。
今回は難波から近鉄特急で賢島まで2時間半でした。
はち乃めだか