落語家桂かい枝がキャンピングカーでアメリカの各地を旅しながら英語で落語を伝える活動をしているという。
(その他多くの国でも公演) その体験談が聞けるということで行って来ました。
言葉や習慣の壁を越えて笑いを伝えるまでには大変な苦労があったことだろうと思います。
かつて日本人は真面目一方でユーモアを理解しない国民だと思われていた時期がありましたが、 それは日本人が外国語を習得するのに時間が掛かりすぎる特性ともいえる事情があるがため、言いたいことがうまく表現できなかっただけではないかと思っています。
実は笑いについてはかなり高度なセンスを持っている国民であるはずです。
日本には落語、狂言、漫才、川柳といった伝統文化が脈々と現代に受け継がれており、表現の仕方も様々で世界を見渡してもことユーモアに関してはトップクラスの感覚を持っている国民と言っても過言ではないと思います。
さて、灘区民ホール恒例の「なだっこ寄席」が来る12月27日(水)開催されます。
自ら手をあげて参加された子供たちの勇気と行動力にまずはエールを送りたいと思います。遊びたい盛りだと思います。学校行事があったり宿題もしなければならない超多忙の中、さらに落語の台詞を覚えなければならない。本番の日までおそらく毎日寝ても覚めても落語のことばかり考える生活が続いていることと推察しています。
大勢の観客の前で落語を語る。思い通りにできたら大きな自信になることでしょう。
たとえ緊張して途中でセリフが飛んでしまうことがあっても大丈夫。何ら心配することなどありません。 高座に上がって人前で落語を演じたというだけで100点満点です。
また、11月1日から「キッズ狂言教室」の生徒募集が始まっています。
詳しいことはホームページをご覧ください。日本の伝統文化を本職の能楽師・狂言方から直に学ぶことが出来ます。
この機会に是非「キッズ狂言教室」に参加されることをお勧めしたいと思います。
はち乃めだか