12月になって、ますます時のたつのが早い・・と感じるこの頃・・。
水道筋のお店は、クリスマス、でもありますが、どちらかというと、
もうお正月向けの品ぞろえが豊富な気がいたします。
ああ、そんな季節だ、と、店頭でお買い物をしているご婦人方を横目に、
きっと少しずつ正月準備を始めているのだろう、などと羨ましくも思います。
黒豆の仕上がりに一喜一憂していた、祖母を思い出しますが、
あれは今の時代からみると、ある意味とても贅沢な時間に思えます。
紅白の寒天を、梅の花の型抜きで仕上げるのが、私の楽しみにしていたお手伝いでした。
随分前の小さな記憶が、ふと思い出される時、
私の今の家族には、どんな記憶が、積み上げられているのだろうか、
遠い遠い先の時間でも、きらりと思い出されるものが少しでもあればいいなと、ちょっと立ち止まります。
そんな時、丁寧な毎日を過ごしたい、と願いますが、
情報が横溢し、スピードが要求され、「丁寧」の定義さえも変わっていきそうな時代です。
なかなか難しいものです。
何か一つでもいい、きちんとする毎日を送りたいものだ、、と思う師走なのでした。。
(瀬戸内レモン)