先日、丹波に住む叔母と話す機会があってこんな会話をしました。
叔母:私ねえ、水を売ろうと思ってんやけど・・・。あんた色々検査しとったから意見を聞きたいわ。
私:水?
叔母:近所にガンの人が二人おって、その水を飲んでもろたらねえ、よう効いたと。ガンが小さくなったって。お医者さんもびっくりしたと言うとった。
私:個人的には不賛成、訴えられることもある・・・
叔母:そう言うやろうと思った。でもその水は大学の偉い先生が開発した、これパンフレット。
私:フコイダン?抗酸化水? これいくらで売るの?
叔母:ちょっと高いけど一本○○○円、美味しい言うて飲んでくれてやわ。
私:ガンの患者さんならまあ、何にでも頼りたいね。それでも私に相談してもダメ。こうしたものは科学的な根拠が不明、データの不備や一杯問題があるし、臨床実験なんかできてるの?
叔母:出来てると、世界的に評価されていると、マスコミも評価していると言うてた。この間、大阪で開発した先生の話を聞いたんよ。白衣着て、上品で温和で、良いお話やったわ。あの偉い先生の話に間違いはない。人がいっぱい来とったし、皆その場で何箱も注文した。
私:はあ・・・?
叔母:私も「水が酸化する、しない」の実験をしたんやわ。クリップを3本、その水に入れて置いたら、水道水は1日で真っ赤、その水のクリップは一か月くらいで錆び始めた、すごいやろ。
私:その実験方法も教えてもらった?
叔母:その時もらった紙に書いてあった。もうびっくり!そのガンの知り合いの人にも見せたわ。
私:手数料いくらもらうの?
叔母:1箱売って○○○円、生活費の足しになるやろ?
私:まあ、何とも言えんけど。
身体に良いと言われたら即刻実践する人と、やばい(信じられない)話と疑う人と、私は後者なのでこの手の話をするだけ無駄だと思いました。最後に決めるのは利用者、ご本人です。
(ma)