今日、72回目の終戦の日を迎えます。
甲子園球場では高校球児が熱戦をくりひろげ、世界陸上では世界中からいろんな人種、国籍の選手がロンドンに集い、
また、日本人の松山英樹選手が全米ゴルフ選手権で惜しくも優勝を逃したり、こんなすばらしい興奮をそれもリアルタイムで家に居ながら楽しめていることを72年前、誰が想像できたでしょうか? 空襲で焼野原になって、来る日も、来る日も食べていくだけで精いっぱいの時代では想像だに出来なかったと思います。
これも世界が平和であってのことと感謝しなければならないと強く思う8月15日であります。
戦争を知らない世代の中では古い方に属する筆者ですが、だんだんと少なくなってきている戦争体験者の話を聞くたび戦争の悲惨さと人間の愚かさを感じずにはいられません。
昨夜と13日の夜「NHKスペシャル」で特集番組 ”生物化学兵器731部隊”と”樺太の地上戦”がありました。
いずれも、当時その場所で実際に体験された人の証言が生々しく、涙なしには見られないものでした。
証言者の言葉に「多くの戦争犠牲者は、上からの命令を忠実に守り、責任を果たそうとした善良な一般市民だった」という言葉が印象的でした。
72年の時が過ぎ、現在日本を取り巻く環境は決して安心できる状況下にはありません。極めて危うい政治バランスのなかで判断が求められる時、人類の英知を結集して平和を守ってもらいたいものです。
もうすぐ正午になります。戦没者の慰霊を追悼し、あらためて平和を願うべく1分間の黙とうを致します。
はち乃めだか