30年前は「関西は地震が少ない」それどころか「自分が生きている間に地震なんて起きない」と思っている人が多かった。
それが今や「南海トラフ地震なんて起きるわけない!」と自信満々に言い切る人は明らかに少数派でしょう。
災害は突然襲ってくるので、事前に考えてイメージ “できている” か “いない” かが、命にかかわる重大な差を生むといわれています。でも、たとえば巨大地震が発生した時に実際にどう行動すれば良いのか、ちゃんと考えたことがある人はいまだに少ないのでは?
「そんなこと偉そうに言われんでも分かってるけど、何をどう考えたらいいのか分からんし・・・」
かくいう筆者もですが、そう思っている人が多いような気がします。
そんな人に格好の教材を、実は我らが神戸市消防局が作ってくれているのです!
その名も・・・
災害対応シミュレーションゲーム ダイレクトロード
「ダイレクトロード」(=一本道の意)は、南海トラフ地震発生後、津波から避難を始めるまでのわずかな時間内に、助けられる命を救い出すことを目的としたカードゲーム。
大災害時に周りの人たちとの協力が不可欠なことは歴史が証明していますが、協力にはコミュニケーション能力やリーダーシップも必要になります。
それらを楽しみながら学ぼうというこのカードゲームを、9月25日の避難訓練コンサートの後に開催します。
阪神淡路大震災を「忘れない」ことはもちろん大事。
経験を活かして、対応や対策を考え「災害に備える」ことはもっと大事。
そう思うからこそ、神戸で生まれたこのゲームが、災害を考えるキッカケのひとつになってほしいと切に願うのです。
パンチドランカー