スタッフのつぶやき

敬老の日を前に「優先座席」について考える

電車でお年寄りに座席を譲っている光景はいつ見ても心なごみます。
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座席を立って「どうぞ」と一言声をかけるだけの至って簡単な動作ですが、実はこれがなかなか難しいのであります。杖をついている人、妊婦、赤ちゃん連れの人、目の不自由な人、などにはごく自然に席を譲ることができます。しかし厄介なのが中途半端?な年齢の筆者(69歳)などは「どうぞ」と声をかけてもらっても素直に喜べない変なプライドがあって折角の厚意を台無しにしてしまうことがあるのです。結局は譲る方も譲られる方も気まずさだけが残ってしまいます。そんな経験の積み重ねで「初めから譲るのやめよ!」と決め込む人も少なからず居ることでしょう。

そこで、優先座席の扱いについて二つの提案をしたいと思います。

その1.優先座席は8座席が基本になっていると思いますが、その中の4座席は常にあけておくこととし、その席は本当に必要としている人、または見た目で70歳以上らしき人のみが座れることとする。

その2.学生は(中学、高校、大学生)電車内では立ち乗りを基本とする。

理由・学割料金であることと、若いうちに足腰を鍛えてバランス感覚を養う効果がある。

これだけで優先座席4席分を空にすることは十分可能。

以前、阪急今津線で音楽学校の生徒らしき娘さんが、まだ乗客が数人しか乗っていないにもかかわらドア近くですっと立つ姿のあまりの美しさに感動したことがあります。

その人の素材にも多少の関係があると思うが、総じて若い人が背筋をシャンと伸ばして立つ姿には清々しさを感じます。

ところが昨今、嘆かわしいことに座ると同時にスマホをいじりだして全く周囲のことを気にしない若者が目立ちます。電波の先の友達も大切かも知れないが、近くにいる他人にもっと気を配る必要があるのではないでしょうか?もはや自分の居る位置さえGPSの力を借りないと分からなくなっているのではないかと疑いたくなります。

学生よ立て!自分の周りの状況を見よ!

敬老の日を前に日頃通勤電車で思うことを書き連ねました。

最後に、お断りしておきますが、ただただ筆者が座りたいが為にこんなことを書いているのではないことを申し添えておきます。

はち乃めだか

 

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