今年も残すところ1ヶ月を切りました。
初回から見続けた大河ドラマ「真田丸」も今日を含めて後3回。今後の展開は万人の知るところなだけに切なさが募りますが、私にとっては円熟・三谷幸喜による久々の傑作大河で一年を通して大いに楽しませてもらいました❗(まだ終わってないけど😅)
今や超メジャーなミタニン(三谷幸喜のこと😁)ですが、座付き作家として率いた劇団東京サンシャインボーイズの西日本初お目見えが、神戸だったこと(1990年12月「ブロードウェイの生活」新神戸オリエンタル劇場)は意外と知られてないんじゃないかしら?
当時はオリジナルのウェルメイドコメディを書ける作家も得意とする劇団もほぼ無きに等しかったので、彗星のごとく現れた若いミタニンはとても衝撃的でした。その後サンシャインボーイズの関西公演は大阪にあった近鉄小劇場に移ってしまうのですが、神戸での衝撃(笑撃?)が忘れられない私は、1994年の休眠宣言まで近小(キンショー。近鉄小劇場の略)や時には新宿にあったTHEATER/TOPSまで見に行ったものでした。
ミタニンの脚本は“絶体絶命の崖っぷちで懸命にあがく人たち”を描くコメディの王道ながら、“当て書き”による役者の持ち味を最大限に活かしたキャラクター造詣と脚本に綿密に張り巡らせた伏線をラストに向けて回収していくカタルシスが他に類のない面白さだと思います❤
今回の「真田丸」も、まさに三谷脚本の真骨頂!歴史の教科書でしか知らない人物が生き生きと身近な知人のように描かれ、史実として知っていることでも巧みな伏線&回収で「あぁ~なるほど」と改めて納得させられてしまう展開が上手いんですよね!
まぁ超メジャーな三谷幸喜の話題に限らず、もっともっと沢山の人たちとお芝居の面白さを分かち合いたい私としては、ここで強引に灘区民ホールのお芝居企画を紹介しておきます❤
先月に続いて「今宵、おいしいドラマを灘で」の第2弾を師走の慌ただしさを顧みずにまたやります👍
今回は神戸でアート魂を磨いた奇才 中島らもの笑って泣ける「お父さんのバックドロップ」を、水道筋商店街を代表する名店「うどん な也」の特別ディナーと共に味わっていただきます!
お料理+リーディング公演
「お父さんのバックドロップ」
作 中島らも
演出 岩崎正裕
上演 坂口修一
日時 12月16日(金)19時開始
会場 うどん な也
http://ebisuya.sakura.ne.jp/udon_top.html
料金 3000円
有難いことに売れ行き好調で残りはわずか2席!
見たい!と思われた方は今すぐ灘区民ホールへお申し込みください。何しろ気がつけば師走なのもんでバタバタなんです😜
緑のさかな