こんにちは。洞穴かわうそです。
すっかり春めいて暖かい日が続くようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ホールの方はといえば、暖かいを通り越して暑くなってきておりまして
昨今のエコの流れには反しますが大ホールでも冷房の使用が始まっております。
劇場の冷暖房の管理といいますと、設定温度とON,OFFくらいでしょ?
と考えられる方が多いと思います、が実は非常に繊細な作業なのです。
専門の方になるともっと細かいかと思われますが、
およそ室温、湿度、騒音、風向の四つの要素がありまして
室温については当日の外気温と日照具合、客席充足率によって、実際の室温が設定温度とずれるので
それを当て込んだうえで設定温度を調整することになります。
また客席の前方、後方で温度差も生じるのでその日のお客様の
入り具合や座る場所によって調整が入ることもあります。
湿度については言わずもがな雨の日、梅雨時などホールは湿気に弱いので
客席がジメジメしないよう空調だけでなく晴れた日には風通しをするようなホールもあります。
騒音については空調稼働時に全くの無音という恵まれた劇場だったらよいのですが、
大なり小なり音が伴うので小さな音を扱うような繊細な公演の場合は
開演前に強く冷暖房を入れて開演時に空調を切るような対応ですとか
場内が暑くなってきても休憩時間に入るまでは空調を入れないなど、
空調の稼働音の為に操作が限定されることがあります。
4つ目の風向について、ピンと来る方は相当マニアックだと思うのですが、
舞台照明で熱されるために舞台上の方が客席よりも高温になり、
舞台から客席に向けて風の流れができることがよくあり、
この風のために緞帳幕等があおられてしまい真っ直ぐ昇降できないことがあります。
緞帳よりも客席に近い側に看板などがある場合は緞帳が当たってしまい倒れてしまうなどの
事故の発生原因になったりします。
風向については劇場の形や空調の位置によって特性が変わるため
一番現場の経験が活きる場面のイメージがあります。
が、お客様の注意を引くことはほぼないザ・裏方な日陰の部分、縁の下の力持ちの領域です。
と、ここまで長くなってしまいましたが表題の駐車場探訪、本日は便利な駐車場の紹介です。
タイムズ水道筋第2
ホールの近くの駐車場で10台以上駐車可能な駐車場がこちらになります。
料金は上の画像をご参照ください。
三宮方面から山手幹線をホールに向かって東進、道路沿いにある駐車場です。
ホールからはだいたい歩いて5分かからないくらいのところにあり、
灘区民ホールにお車でお越しの際は駐車場候補として有力です。
それでは、暑くなってまいりましたがお疲れの出ませぬよう。
洞穴かわうそ