昨年暮れに買った殻付きの銀杏が出てきました。
前に、置きすぎて実がカラカラになっていた事があります。
専用道具で割り始めました。
小封筒にいくつか入れて、電子レンジでチンするとおいしく食べられるのですが、誰もそのようにしてまで食べない雰囲気です。
1時間半近くかかって割り切りました。
肉厚の皮が付いている熟した状態なら、すごい臭気(独特の芳香)がします。
ニホンザルやネズミは決して食べないそうですが、味覚におおらかなアライグマは食べるとのこと。
ずっと昔、母がカヤの実を拾い集め、まず干して外の皮を金づちで叩き、灰汁抜きをして乾燥させて火で炒って、何とも果てしない作業の末、出来た実をお正月の餅に混ぜこんで、その餅を長太く固めて薄く切り「おかき」と呼ぶ食べ物を作っていました。
カヤの実の他に砂糖やゴマ、複雑に味付けをした「おかき」は母のお好みでした。
そんな事を思いながら割り続け、指が痛くなりました。(ma)