2019-02-28
前回のホール業務と全く関係ないボールペン談義、まだ続けます。洞穴かわうそです。
前回のあらすじ。
ZEBRAの意欲作、筆記時の振動が少ないボールペン「bLen」を買いました。
今日は実際の書き心地について記します。
ZEBRA「bLen」の特徴は
①ペンの中軸をホールドする部材をペン先に追加して、紙にペン先が触れたときの振れ幅を大幅低減
②内部の部品間の隙間をなくし手に持ったときのカチャカチャ感を低減
③おもりを使用して低重心化
というわけで、3つの特徴を中心にレビューしていきます。
ちなみに、洞穴かわうそが普段使用するボールペンはPILOT「クーペ」「2+1 LIGHT」、 ZEBRA「Surari SHARBO」とおみやげのかわうそボールペンの4本です。
インクの滑りはエマルジョンインクらしく非常に良好、さらっとしてる感じです。書いてすぐこすると少しだけにじみます。
この辺は超速乾インクとまではいきませんが実用上は全くストレスフリーの乾燥速度です、とはいえPILOTの油性インクの方がインク乾きは早いです。
走り書きすると、油性インクは多少かすれが出るので、この辺はトレードオフという感じですね。
発色は普通の黒インクという感じで問題ありません。
さて、それでは本題の上記①~③についてです。
①紙にペン先が触れたときの揺れについて
今まで気にしたことのなかったことですが確かに比べてみると、bLen以外では程度の差はあれペン先は紙に触れたときに動きます。
このブレ自体がストレスかといわれると、もう慣れ切ってるので苦に感じませんが、bLenについては筆記感が鉛筆に近く心地よく感じます。
②持った時のカチャカチャ感について
廉価な多色ボールペンは手に持って振ると音がし、単色のボールペンは音はしませんが中軸が振動しているのが分かります
bLenはペン先を出した筆記状態ではほとんどこの振動がありません、ペン先収納時は若干ノック部分に遊びがありますが、さすがにそこに注力して製作されただけあって
bLenはぶれません。気になる人にはいいんではないでしょうか。
個人的にはプラボディの多色ボールペンは確かにうるさいと思うので単色でいい局面ならbLenを使うかな、程度のメリットは感じます。
③低重心について
普段使いでPILOTの金属ボディのクーペを使っている人間からすると、低重心というよりかはトップ部分が軽いという印象です。
筆記時に握る部分の少し上あたりに重心がきてるようです、使い手の癖と筆記スタイルに依るところが大きいとは思いますが
概ね書きやすい位置に重心があるといっていいのではないでしょうか。
ちなみに手持ちの中で比べると同じZEBRAが販売しているSurari SHARBOはデザイン重視で相当軸サイズを絞っている+金属ボディで
相当トップヘビーで重量感もありました。親指と人差し指の間にペン軸を預けて筆記する分には快適ですが、ペン軸を立てて筆記する(ラインを引くときなど)には向かない重心設定です。
同じZEBRA商品ですが、デザインと機能性の両立という意味ではbLenは優れていると思います(細身のボディに2色+シャーペンを格納するという挑戦をしている商品と比べるのはあれですが)
なによりbLenは150円と非常に安いです。この値段で、機能性とデザインを両立させた商品を出してくるあたり、今年のZEBRAは本当にやってくれるかもしれません。
事務用のボールペン等は10本いくらの安いボールペンが主流で、しかもそれで筆記については全く問題がないと思いますが
同じプラボディボールペンでも、PCに最初からついてくるキーボードと別売りの静音キーボード位に性能差がありますので
そもそもそんなにボールペンを消費しない、という職場や事業主の皆様は「bLen」を候補に入れて少し良い文具ライフを送ってみてはいかがでしょうか?
それでは次回は同時期に同じくZEBRAから発売された「ライトライト」について書きたいと思います。
それでは。
洞穴かわうそ