予定の無い一日、歩いて灘駅南のＢＢプラザ。「下村良之助遊び礼賛」を見に行きました。

予備知識ゼロという状態で入館し、説明文や生い立ちを眺め絵画を巡っていきます。次第に特別な世界に入り込んだ一人の芸術家さんの作品が重くなってきます。

絵画のみでなく陶芸、版画、押絵などの作品が展示されていました。鳥が好きだということで陶器も鳥、絵画もかなり鳥、不思議な境地に導かれるような色、形です。とりわけ色を付けた紙粘土を板に押し付け描いた作品は迫力がありました。

さて、そこから北へ歩いて神戸文学館へ。「蔵出しアラカルト」が展示中です。

蔵出しアラカルトはあら？という雰囲気でしたが、そもそも文学館は建物が好き。

神戸各地の古い写真とゆかりの作家先生情報を懐かしく眺めに行きます。

川柳作家「時実新子」氏著作も、喫茶室の多くの本の中に並んでいます。

本格的レギュラー（？）コーヒー一杯が200円。「いい味！」すすりながら、本を開きます。

「何だ何だと大きな月が昇りくる」「妻をころしてゆらりゆらりと訪ね来よ」「ほんとうに刺すからそこに立たないで」など好きな名句が一杯。

賑わいのある水道筋を抜けて帰りました。　　　　　　　　　　(ｍａ)