スタッフのつぶやき

正月の遊びといえばカルタ取り

クリスマスがついこの間のように思っていたら、大晦日、三が日もあっという間に過ぎまして、早や1月も半ばとなりました。
何か正月らしいことを書かないと、と思案の末思いついたのがカルタ取り。
さて、この正月にカルタ取りで遊んだ小学生は果たして何人、または何%いたでしょうか? ゲームに夢中になっている孫を見ている限り、
筆者が推測するところ10%いるかどうかと思いますが、みなさんいかがでしょうか?カルタは遊びながら字を覚えたり、音読の練習になったり、人生で大切な教訓なども教えてくれる日本人の心の基盤をはぐくむ素晴らしい文化であると思います。
ところで、カルタはご承知のとおり外来語(ポルトガル語)ですが、今も日常的に使われているポルトガルから来た言葉がたくさんありますのでご紹介したいと思います。

日本語     ポルトガル語     本来の意味
カルタ     CARTA           手紙、トランプ
パン PAO  塩パンと甘パンの2種類
シャボン    SABAO 石鹸
ボタン     BOTAO ボタン、草花の目、つぼみ
タバコ     TABACO        タバコ
カッパ(合羽) CAPA マント、本のカバー
ビードロ    VIDRO ガラス
ボーボラ    ABOBOLA かぼちゃ(一部の地方では今も使われている)
バッテラ寿司  BATEIRA 小舟、ボート
金平糖     CONFEITO 砂糖菓子
メリヤス    MEIAS 靴下とかメッシュの編み物
チャルメラ   CHARAMELA 初期のクラリネット、オーボエの原形
バテレン    PADRE 神父

ここまでは良く知られているところですが、次の3つは驚きです。

じゅばん(襦袢) GIBAO 牛飼いが着る皮の上衣
京都の先斗町   PONTO 陸の先端、先っちょ
ピンからキリ  PINTAからCRUZ ピンタは小さい点を表し、クルズはキリストの十字架で
                    数字の十。1から10までという意味。

ということで昔から日本人は外国のものを受け入れてきたように大変柔軟性のある国民であることがうかがい知れます。なにせ古都、京都の地名まで受け入れているくらいですから。
ところで、昨今気になるのが世界の政治経済に大きな影響力を持つ国々が連鎖的に保護主義のリーダーが選ばれる傾向にあることです。
その国のリーダーはその国の民の資質によると言われていることから仕方のないことかも、、、、。今こそ他者を受け入れる寛容な心を持つことが望まれる時代だと思いますね。美しい日本の心を世界に向かって発信する絶好のチャンスだし、世界平和実現のためには不可欠なことだと思います。「安倍さん頼むよ!!」
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということでは平和は保てないことは明明白白。かつて戦時中、敵性語を使うな!とバカなことを言いださなことを願う年の初めです。

はち乃めだか

スタッフのつぶやきカテゴリー

スタッフのつぶやき

市民主催講座ご案内

NADA★創作講座~ボイスドラマ編~