少し前になりますが、朝、灘区民ホール窓口に一人の女性が来られました。
「水を忘れて来てもう喉がカラカラで、水を分けてくれませんか?」色んなものが入っていそうな袋を開けて大きめの水筒を取り出されます。熱中症も心配なので、どうぞと水道のある流しの場所へご案内すると、「水道水?うわあ、飲めないわ・・・」と言われました。
「これしか水はありませんので」と答えると手を濡らされただけか、少し口に入れられたか、あまり覚えがないのですが、本当に残念そうに出て行かれ印象に残りました。
私は水道水を飲みます。無料で飲める日本の水はありがたいと思っています。
以前に水の分類規格を作成する上で参考となる数種の水を成分、官能等検査をしたことがありますが、その時思ったのは温度でした。一定温度に冷やすという効果は結構大きくて、美味しい水の要件に欠かせない項目だと気づいたことを思い出します。
コーヒーはこの水でなくちゃ、この水源の地下水で炊かないとご飯がまずい等々10人十色の好みの世界。そうですね、個々の美味しい水へのこだわりから多様な製品が生まれます。
でも、神戸市の水道水は200項目の水質検査を経て各家庭へ送られているそうです。
たまには冷やしてお飲みになってもいいのでは?と思ったのですが。(ma)