かなり前、異文化交流、異業種交流などと言った言葉が飛び交い、その内容に適応したイベントなどがありました。
いくつか参加しましたが、ほんの少し違和感がありました。共通話題を探るのに疲れる事もありました。
人見知りの私ゆえ、飛び込んでいけない壁を感じたり、意味のない事に神経を使いすぎた結果でしょう。
ところが先日、「白の会」という画廊主催のチャリティ展示販売会に参加させて頂く機会を持ちました。
皆様は絵画、書道、版画、写真等色々な分野でご活躍されている方々でした。
私は、お粗末な陶芸作品を出展させていただいたのです。
一同に会する最終日にはあいにく出席できませんでしたが、一週間の期間中、画廊へ顔出しする度にお話しが好きな方々とお会いしました。
話題は決まったものではありません。その方の人生観であったり、創作の苦労であったり、家族の愚痴であったり、過去の懺悔であったりと面白く伺いました。
異なる文化と対峙されているのですが、変わらないヒトの人生模様の交流でした。
作品を通じてどんなメッセージを送られているのだろうと強い興味が湧きました。
分野は異なっていても交わる支点は「ヒト」と言う、深い面白味なのかもしれません。 (ma)